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記者コラム

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とんぼり通信


  • 「大阪化」の懸念

    2021年12月20日
    とんぼり通信

     文芸評論家の斎藤美奈子が文学ではなく、珍しく経済書の書評を雑誌「ちくま」12月号に書いている。新自由主義経済ではなく積極財政論にエールを送るスタンスで、曖昧な評論にはならないところがこの人の真骨頂だが、どうやら大 ...[続きを読む]


  • 一触即発へのカウントダウン

    2021年12月14日
    とんぼり通信

     介護士も保育士も賃金は安い。その「常識」は間違っていないと思う。介護される人も保育を受ける子どもも、身体的・精神的・認知的には弱者であり、彼らは弱者の世話をする。経済的弱者が、身体的・精神的・認知的弱者をケアして ...[続きを読む]


  • 年賀状のヒエラルキー

    2021年12月08日
    とんぼり通信

     年賀状を準備する季節になると必ず考えることがある。毎回、考えた後で自己嫌悪に陥るのだがやめられない。それは年賀状に関するヒエラルキーの問題である。この序列には2つの要素がある。 ...[続きを読む]


  • 勉強は自分のカネでやるものだ

    2021年12月06日
    とんぼり通信

     業界専門紙の記者になって1年ほど経った頃、ある本を資料として手元に置きたくなり、資料購入願いを当時勤めていた会社に出した。直属上司は許可をくれたが、最後の決済をする総務局長に直接内線電話で呼び出された。彼のデスク ...[続きを読む]


  • 神農さんとオミクロン株

    2021年11月30日
    とんぼり通信

     大阪で暮らし始めて25年になる。この間、毎年11月22、23日の2日間行われる道修町の少彦名神社の例大祭、神農祭には欠かさず参ってきた。張り子の虎のついた笹をいただいてから家路につくが、そのとき大抵は感懐にふける ...[続きを読む]


  • 似た者同士

    2021年11月25日
    とんぼり通信

     少し前まで、大阪の梅田や難波といった繁華街でうろうろしていると、よくある人に間違えられた。「ある人」と言っても、筆者が知っている人ではない。正確に言えば、その「ある人」が筆者によく似ている、らしい。「ある人」もと ...[続きを読む]


  • 祖父が失った海

    2021年11月19日
    とんぼり通信

     戦争が終わって4年後に生まれた田舎者の筆者は最近、何だか周りに足りないものがたくさんあるような錯覚を覚えることがある。戦後昭和の、つまり筆者が育った頃の時代にあり、単なるノスタルジーではなく、確かに必要だったのに ...[続きを読む]


  • 反知性の大阪マングース

    2021年11月12日
    とんぼり通信

     大阪府は9月から地方承認分の医薬品・医薬部外品に関して、申請時の試験法などをガイダンスする事前相談事業を始めた。全国的には珍しいこの取り組みは、もともと大阪府下に多い中小の医薬品・医薬部外品製造業者の支援目的もあ ...[続きを読む]


  • 握手をやめて、お辞儀にしましょ

    2021年11月05日
    とんぼり通信

     新型コロナウイルス感染対策で米国を中心に国際的な影響力を持つアンソニー・ファウチ博士が、パンデミック後のアメリカは「脅迫的な手洗いの習慣」と、「握手の終わり」を伴うと語っているそうだ。習慣文化がそれこそ「一夜にし ...[続きを読む]


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