商品詳細
病気を“予防”する成分ブレンドコーヒー
コーヒーの処方箋
商品ID:49
カテゴリ:書籍
著者 : 岡希太郎 ISBN 978-4-902968-25-5 新書判 194ページ 2008年5月29日発行 「コーヒーの処方箋」には「病気にならないように栄養成分をブレンドする方法」が書いてある。美味しいコーヒーでしかも、目的に適ったものを簡単に作れるわけではない。コーヒーショップで見つかりもしない。 「コーヒーの処方箋」は少しでもよく“効く”コーヒーを人々に楽しんでもらうための虎の巻でもある。「コーヒーの処方箋」が普及してからもう一度調査をやり直してみれば、はるかに優れた結果になっているに違いない。これが著者の狙いであり、次世代の人達に贈る想いである。
目次
序章 出版に寄せて ■第1章 コーヒーに処方箋が必要なわけ 1.コーヒーと2型糖尿病の関 疫学調査でわかったこと コーヒーは両刃の剣 1+1>2 体格は生活習慣マーカー カフェインの"超"能力 通ほど危ないコーヒーの飲み方 進化するコーヒー 2.コーヒー成分が栄養になるわけ 栄養成分とは ニコチン酸はコーヒーのビタミン プロビタミンB3 コーヒーの香りのプレイオトロピア マグネシウムはコーヒーのミネラル その他の栄養素 栄養第6因子 コーヒーの栄養第6因子 3.コーヒーの香りで脳が進化 熱で高まる食の栄養価 人の嗅覚は退化している 匂いのない食べ物はない 匂いを感じる嗅覚センサー 食べ物の香りと人の感情 脳をもっと進化させるには 4.香りの科学 ゲノム解析でわかった嗅覚センサー 嗅覚センサーは本能のアンテナ 匂いで決まる野生動物の行動とは コーヒーの香りとフェロモンの違い コーヒーの香りはフェロモンの宝庫 脳を癒すアロマの役割 薄い香りと濃い香り 匂わない香りの効果 香りはプラセボ 続・香りはプラセボ 5.栄養成分ブレンド法 良薬はロに苦し 熱で変わるコーヒー豆の成分 生豆と焙煎豆の違い 炎の贈り物・メイラード化合物 コーヒーの有効成分 コーヒーで予防できる病気 美味しさと健康の両立 ■第2章 コーヒーの処方箋の書き方と各論 1.「コーヒーの処方箋」の書き方 1-1.予防したい病気の種類 1-2.疫学調査の概要(相対危険度とオッズ比) 1-3.原因となる生活習慣と改善目標 1-4.出るかもしれない病気の初期症状 1-5.生豆の品種と産地と焙煎度 1-6.コーヒーの用法・用量 1-7.コーヒーの作用 1-8.副作用と薬物相互作用 1-9.妊娠・出産・授乳とコーヒー 1-10.相乗効果を期待できる方法 1-11.コーヒーの処方箋を書いてもらったら(1)健康診断で結果を確認 1-12.コーヒーの処方箋を書いてもらったら(2)自分の健康を自分でチェック 2.コーヒーの処方箋・各論 2-1.2型糖尿病 2-2.メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群) 2-3.高血圧 2-4.パーキンソン病 2-5.アルツハイマー病 2-6.レビー小体型認知症 2-7.大腸がん30 2-8.肝臓がん 2-9.慢性肝炎・肝硬変/特にアルコール性肝炎 2-10.冠疾患/虚血性心疾患 2-11.脳梗塞の再発 2-12.鎌形赤血球貧血 2-13.痛風/高尿酸血症 2-14.妊娠(1)流産・死産 2-15.妊娠(2)低出生体重児の糖尿病リスク 2-16.妊娠(3)乳児無呼吸症 2-17.妊娠(4)妊娠糖尿病 2-18.その他の病気 冷え/ぜん息/ドライマウス/アルコール依存症の離脱に有効?/骨粗しょう症/コーヒー浣腸/アクリルアミド毒性/カフェインとくすりの相互作用 あとがき 引用文献 付録 栄養成分を多く含む生豆の種類 付録 コーヒーの栄養第6因子/化学構造 付録 コーヒーの栄養第6因子/予防したい病気との関係 付録 健康食品の安全性/チェックシート
【著者紹介】 岡希太郎(おか きたろう)
1941年5月6日 東京都出身 東京薬科大学卒業、薬学博士(東京大学) スタンフォード大学医学部留学 薬化学と臨床薬理学を専攻 臓器移植の薬理学、漢方薬の薬物動態、出生体重と成人病の関係などについて研究した。その経験を活かして、小学生のくすりの教育やコーヒー成分のブレンド法を追及し、予防医学へのくすりと食の情報を提供しつつある。研究成果の最初の結晶がワルツ社から発売されている。