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コーヒーを科学する第3弾!

カフェイン もうドーピングなどとはいわせない

商品ID:50
カテゴリ:書籍

著者 : 岡希太郎 ISBN 978-4-902968-29-3 新書判 206ページ 2008年9月12日発行 カフェインは古くから知られる医薬品ではあるが、悪いイメージを持ち合わせていた。 いまここに、コーヒーのパワーとともにカフェインに秘められた魅力を解き明かす。

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目次

序章 出版に寄せて ■第章 カフェインが魅力的なわけ  1.ドラッグとメディシンの境界線  2.カフェインと麻薬のちがい  3.カフェインの致死量  4.カフェインは何処からでもやってくる  5.危ないカフェイン相互作用  6.役立つカフェイン相互作用  7.カフェイン+アスピリンジレンマ  8.ドリンク剤に革命が起こる  9.カフェインで血液さらさら効果  10.カフェインと免疫(1)ウイルス感染  11.カフェインと免疫(2)癌  12.カフェインは「百薬の長」に勝る  13.カフェイン離脱大作戦  14.脳内カフェイン  15.カフェインダイエット  16.カフェインで育毛応援  17.店頭売りバイアグラ  18.妊婦さんに汚名返上  19.苦味の極致カフェインテイスト  20.たかがカフェインされどカフェイン ■第章 カフェインが効くメ力ニズム  1.セカンドメッセンジャーを守るカフェイン   1-1.セカンドメッセンジャーとは   1-2.セカンドメッセンジャー分解酵素阻害薬   1-3.選択性のちがい   1-4.分解酵素に潜り込むバイアグラ   1-5.カフェインの場合  2.睡眠物質と競り合うカフェイン   2-1.体内の睡眠物質   2-2.体内の覚醒物質   2-3.睡眠障害・ナルコレプシー   2-4.脳内神経回路   2-5.アデノシン受容体とカフェイン   2-6.パーキンソン病にカフェインが効くわけ   2-7.抗炎症薬カフェイン   2-8.カフェイン耐性  3.手品師「一酸化窒素」とカフェイン   3-1.元はといえば高野豆腐   3-2.アルギニン→NO→cGMP→血管拡張   3-3.カフェインの作用点鵬   3-4.糖尿病の特例  4.細胞分裂とカフェイン鰯   4-1.セルサイクルとは   4-2.細胞分裂に事故はつきもの   4-3.セルサイクルの制御は癌の制御 ■第章 カフェインの臨床試験データ  1.新生児無呼吸症候群   1-1.新生児の無呼吸症状とは   1-2.論文「早産が原因の無呼吸におけるカフェイン治療の長期的効果」    ●臨床試験の背景    ●試験の方法    ●試験の結果    ●試験の結論  2.脳卒中治療薬「カフェイノール」耽   2-1.脳卒中とは   2-2.論文「急性脳梗塞におけるカフェイノール投与量 探索パイロットスタディー」   ●臨床試験の背景    ●試験の方法    ●試験の結果    ●試験の結論  3.大衆薬痛み止め「AAC製剤」   3-1.シナジーの光と影   3-2.論文「AAC3剤併用の鎮痛効果は単独投与や2剤併用より効果的    ●臨床試験の背景    ●試験の方法    ●試験の結果    ●試験の結論  4.カフェイン+モルヒネ   4-1.モルヒネは体内麻薬   4-2.論文「終末期癌患者のモルヒネ補助薬としてのカフェイン:その臨床試験」    ●臨床試験の背景    ●試験の方法    ●試験の結果    ●試験の結論  5.カフェイン減量ダイエット   5-1.漢方薬の適正使用   5-2.論文「肥満女性の減量ダイエットに有効な麻黄とカフェインを含む栄養サプリメントの臨床試験」    ●臨床試験の背景    ●試験の方法    ●試験の結果    ●試験の結論  6.カフェインのバイアグラ様効果   6-1.カフェインによる血管拡張   6-2.論文「カフェインの急速単回投与が血管機能に及ぼす効果」    ●臨床試験の背景    ●試験の方法    ●試験の結果    ●試験の結論 あとがき 引用文献


【著者紹介】岡希太郎(おか きたろう)

1941年5月6日 東京都出身 東京薬科大学卒業、薬学博士(東京大学) スタンフォード大学医学部留学 薬化学と臨床薬理学を専攻 臓器移植の薬理学、漢方薬の薬物動態、出生体重と成人病の関係などについて研究した。その経験を活かして、小学生のくすりの教育やコーヒー成分のブレンド法を追及し、予防医学へのくすりと食の情報を提供しつつある。研究成果の最初の結晶がワルツ社から発売されている。