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この本を生活習慣病で逝った人々の霊に捧げます

医食同源のすすめ 死ぬまで元気でいたいなら

商品ID:67
カテゴリ:書籍

著者 : 岡希太郎 ISBN 978-4-902968-36-1 A5判 294ページ 2011年5月16日発行 「医食同源のすすめ」を-生活習慣病で逝った人々の霊-に捧げようとする理由は、既に逝った人々がもし本当の意味を知らされていたなら不幸に遭わずに済んだという思いと、未来の人々が同じ不幸を背負うことがないよう「死ぬまで元気でいたいなら」との願いからです。(「はじめに」より)

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目次

はじめに 前編 医食同源の歴史と社会 第1章 原始人類の食べもの  人は何でも食べられる  進化を早めた火の発見  火が生んだ香りの世界  火の香りの多様性  火の香りの不思議(その1)化学  火の香りの不思議(その2)生理学  火の香りの不思議(その3)漢方薬の効き目  はじめは生きるために食べていた  栄養失調と栄養欠乏症  雑食の恩恵  古代の五味と現代の味覚  病気の時の食べもの/五味・五薬  味と本能  苦味は毒  薬物代謝酵素パラドックス  飢餓の時代から飽食の現代へ 第2章 現代人の食の矛盾  食べものの種類が増えた  狂ってしまった体内時計  食事と体内時計の関係  体内時計と生活リズム  睡眠と疲労回復  現代人は太り過ぎ  脂肪組織の善と悪  糖化最終産物(AGEs)  現代日本人に不足するもの  フライパン運動  年をとると減るホルモン  企業が考えた「不足を補う」健康食品  不足を補えば元気になるか?  必須栄養素  あり過ぎて有難味を感じないもの  年をとると誰でも減るもの増えるもの  食べものの不足と病気の傾向 第3章 すべてはアメリカから始まった  日本食の大変貌  マクガバン・レポート  中国での検証  日本社会の動き  日本の食品会社の動き  日本の大衆薬とサプリメント  セルフメディケイション  健康日本21  生活習慣病  リアルエイジ  年齢と死因の関係  アメリ力人の食事指導  厚労省の食事指導  NPO食事指導チェックシート  アジアへの回帰は「五味・五色」 第4章 くすりになるものとならないもの  「くすり」という言葉の意昧  医薬品ができるまで  ジェネリック医薬品  スイッチOTC薬  スイッチOTC薬の候補  健康食品/サプリメントの魅力  変貌する健康食品  医薬品になった食べものの成分とは  くすりになりそうでならない成分とは  トクホの落とし穴  知りたい情報とは  情報の値段と信頼性  くすりと食品の広告の違い 第5章 ホンモノとニセモノの境目  自然に治る病気の場合  病は気から  行き過ぎたホメオパシー  臨床試験で使うプラセボ  怪しい効き目を見抜く力  広告のウソの見抜き方  インチキは昔と変わらない  専門家のウソ  ホンモノに便乗  灯台下暗し  水栽培に例えてみると  完全養殖への長い道  「医食同源」の新語誕生 後編 医食同源の偶然と選択 第6章 食べ合わせの薬理学  漢方薬と伝統薬  身の周りの薬草  薬草からできるくすり  薬膳  食べものの味と効き目の関係  五味・五薬の意味するところ  副作用を治すくすりで副作用  処方薬の数と副作用の頻度  臨床薬理学から医食同源へ(その1)  臨床薬理学から医食同源へ(その2)  実践「食べ合わせの法則」 第7章 効き目につながる食べ合わせ  食べ合わせの2つの効果  くすりと食べもので異なる相互作用  くすりの標的は食べものの標的  くすりはダーティーなものである  食べものとくすりの相互作用  食べもの-食べもの相互作用は実在するか?  くすりの標的の連鎖反応  受容体のフィードバックコントロール  くすりの標的が作るネットワーク  再び五味・五薬ということ 第8章 遺伝子から学ぷ医食同源(その1)ゲノムとエピゲノム  病気と遺伝子  遺伝子と生活習慣  染色体  遺伝子の発現  ゲノムとエピゲノム  DNAのメチル化とは  メチル基供与体SAM  メチル化をくすりで制御  エピゲノムは諸刃の剣  メチル化を遅らせる食べもの  ポストゲノムと病気の関係 第9章 遺伝子から学ぶ医食同源(その2)ゲノムが生みだすパラドックス  人はなぜ死ぬのか  テロメア  長寿遺伝子  免疫と環境  免疫細胞の教育  汚れた環境で丈夫に育つ  カルシウム・パラドックス  尿酸パラドックス  コレステロールの不思議  人と細菌の共生  女性特有の問題  くすりの効き目かプラセボ効果か  確率としての病気と健康 応用編 相加・相乗効果を生む食べ合わせ はじめに  味と色の組み合わせ  旨味の相乗効果  必須栄養素の相乗効果  食べものの臨床試験  血圧を下げる食べもの  コラーゲンを作るには  癌を予防するコラーゲン  ポリフェノールの抗酸化作用  酸化型LDLを減らす方法  お茶とコーヒー  カフェインとポリフェノール  血液をサラサラにする食べもの  スパイスの精神・神経作用  イオウ系化合物 付録  かつてビタミンと呼ばれた物質  たまに食べたい組み合わせ5品  改造・食事指導ピラミッド  医食同源の食材の数え方 あとがき


【著者紹介】岡希太郎(おか きたろう)

1941年5月6日 東京都出身 東京薬科大学卒業、薬学博士(東京大学) スタンフォード大学医学部留学 薬化学と臨床薬理学を専攻 臓器移植の薬理学、漢方薬の薬物動態、出生体重と成人病の関係などについて研究した。その経験を活かして、小学生のくすりの教育やコーヒー成分のブレンド法を追及し、予防医学へのくすりと食の情報を提供しつつある。研究成果の最初の結晶がワルツ社から発売されている。