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製薬企業、医薬品卸のみならず、医療に携わる全ての関係者必読の書。

新薬創出加算と医薬品業界 仕組みと影響の解明

商品ID:71
カテゴリ:書籍

著者 : 井高恭彦 ISBN 978-4-902968-34-7 A5判 67ページ 2010年3月5日発行 薬価引き下げに歯止めをかける薬価制度史上初の仕組み「新薬創出加算」。 狙い通りに革新的新薬の創出や、未承認薬・適応外薬の解消に結びつくのか。どんな仕組みで、どんな影響が出て、何が課題なのか。4月からの試行を踏まえ、その全容を解明する。

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目次

はじめに 第1章 新薬創出加算の全体像  ○新薬創出加算って何?    全医療・医薬品関係者の共通認識が重要    薬価維持から生まれた新薬創出加算   ○新薬創出加算の対象範囲  ○新薬創出加算の加算方法    10年度改定を前提とした加算シミュレーション  ○未承認薬・適応外薬の開発促進との関係  ○新薬創出加算の対象期間  ○後発医薬品上市後の薬価改定  ○初収載の後発医薬品の薬価算定    最長23ヵ月のインターバルで先発・後発の大きな価格差  ○未だ不鮮明な部分 第2章 新薬創出加算試行後の影響  ○長期収載品の追加引き下げ  ○衝撃の未来図~厚労省シミュレーション~    追い詰められる長期収載品  ○製薬企業各社の選択肢    長期収載品を簡単に手放せない実状    後発品専業にも影響  ○後発品数量シェア30%以後の世界  ○医薬品流通に与える影響    加算対象品を守るのは医薬品卸  ○未承認薬・適応外薬の開発促進    重責を担う有識者会議    PMDAのキャパに懸念も 第3章 将来の課題  ○新薬創出加算の継続、恒久化 第4章 新薬創出加算の前身、薬価維持特例  ○薬価維持特例以前  ○薬価維持特例が誕生する背景  ○薬価維持特例の概要とメリット  ○薬価維持特例を巡る中医協論議  ○薬価維持特例から新薬創出加算へ ◎新薬創出加算の試行が決定するまでの流れ 資料  平成22年度薬価制度改革の骨子  平成22年度実施の薬価算定基準等の見直しについて


【著者よりひとこと】

 新薬創出加算の試行は、製薬業界が自ら提案した薬価維持特例をもとに、厳しい中医協論議を経て、ようやく実現したものです。大事に育てて、「革新的新薬の創出」、「未承認薬・適応外薬の開発促進」、「ドラッグ・ラグの解消」という本来の政策的効果に、一日も早く結びつくことを、心から願っております。   一時的とは言え、国の予算を使うわけで、もはや、この加算は製薬業界だけものではありません。医薬品卸、医師、薬剤師、そして患者まで、医療に関係するすべての方々が、共通認識に立つ必要があります。  今回発刊した小冊子は、これまでの取材と、公表資料をもとに、新薬創出加算の意義、仕組み、影響、課題、試行までの経緯をコンパクトにまとめたものです。医療、医薬業界のみなさまに、ご活用いただければ、著者として幸甚極まりなく存じます。


【著者紹介】 井高恭彦(いだか やすひこ)

大学卒業後、医薬品業界紙の取材記者として、製薬業界、厚労省、国会などを担当。19年4ヶ月勤務の後、2008年9月に独立する。 2009年4月、医薬、医療、健康関連情報の通信社(株)薬新を設立し、(株)医薬経済社と法人契約を締結、現在、同社の編集委員として雑誌「医薬経済」、速報媒体「RISFAX」を中心に精力的に取材、執筆活動を展開し、業界各紙に情報を配信する。診療報酬、薬価制度、医薬品業界動向関連セミナー、勉強会などでの講演実績多数。