商品詳細
コーヒーのエビデンスがメタボ「予防」を解き明かす
珈琲一杯の薬理学
商品ID:83
カテゴリ:書籍
著者 : 岡希太郎 ISBN 978-4-902968-14-9 A5判 112ページ 2007年5月発行 日頃、なにげなく飲んでいるコーヒーが今見直されています。近年、コーヒーに関する疫学調査の量と質は他に類を見ません。 本書では、そのコーヒーについて国際医学雑誌に掲載された学術論文、これまで行われてきた疫学調査などのエビデンスに基づいたコーヒーの効用をコーヒーの薬学史とともに改めて検証しました。
目次
第一章 珈琲一杯の薬史学 Pharmaceutical History of a cup of Coffee 秘薬発見のコーヒー起源伝説 世界最古の薬用コーヒー文献 イスラムのコーヒー禁止令 ヨーロッパ征服 大航海時代に世界制覇 中世ロンドンのコーヒー夫婦合戦 漢方の国へコーヒー上陸 日本薬局方とコーヒーノキ 癌の恐怖でコーヒー・エネマ 現代の疫学研究者がコーヒーに挑戦 第二章 珈琲一杯の薬理学 Pharmacology of a Cup of Coffee コーヒー豆は薬の宝庫 トクホと比べたコーヒーの特徴 コーヒー焙煎はテーラーメイド 成分ブレンドコーヒーの効きめ コーヒーノキは薬用植物 肝臓がん予防効果 コーヒーは「百薬の長」 2型糖尿病予防効果 クロロゲン酸の食後過血糖改善効果と降圧作用 パーキンソン病予防効果 気分をよくするコーヒーの香り カフェイン ニコチン酸とスーパービタミンB3 メタボリックシンドロームを巡る製薬会社の戦い 珈琲一杯の医療経済学
【著者紹介】岡希太郎(おか きたろう)
1941年5月6日 東京都出身 東京薬科大学卒業、薬学博士(東京大学) スタンフォード大学医学部留学 薬化学と臨床薬理学を専攻 臓器移植の薬理学、漢方薬の薬物動態、出生体重と成人病の関係などについて研究した。その経験を活かして、小学生のくすりの教育やコーヒー成分のブレンド法を追及し、予防医学へのくすりと食の情報を提供しつつある。研究成果の最初の結晶がワルツ社から発売されている。