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DNAを超えた遺伝子機能、RNAをノーベル賞期待の中村教授が説き明かす!
RNAルネッサンス~遺伝子新革命
商品ID:89
カテゴリ:書籍
著者 : 田原総一朗、 中村義一 ISBN 978-4-902968-07-1 四六判 226ページ 2006年6月8日発行 25年前「遺伝子産業革命」でDNAの火付け役となったジャーナリスト田原氏と、そのブームの影で脇役とされたRNAを当時裏街道に脇入って研究を続けたRNA研究の第一人者中村義一教授が、今ここにRNAの謎を説き明かす。
目次
はじめに 第1章 主役に躍り出た「RNA」 世界中が驚いた大発見 ゲノムは番地入りの「地図」 <コラム1> 2つのノーベル賞候補 第2章 ゲノム特許を独占した米国 日本はわずか6% 「カネ」を出し渋った日本の官と民 第3章 高等動物と下等動物の違い 緻密に張り巡らされた「通信網」 RNAはインフラとエンジン 転機となった発見 <コラム2> 寄生虫の巧みな生存戦略 第4章 選択的スプライシングとノーベル賞 変幻自在な「一軒家」 悪循環に陥っている日本の学者 第5章 ノーベル賞級の発見 出口の「鍵」を発見 たんぱく質はRNAもどき <コラム3> 「DNAって何?」 第6章 擬態という新しい概念 「ジャンクRNA」の謎 擬態するRNA 今なら日本「一人勝ち」 第7章 期待されるRNA医薬品 がん、ウィルスの「切り札」 有望なアプタマー医薬品 注目されるオーダーメイド医療 ミスコンダクト <コラム4> ライセンス契約は不可避 第8章 RNA「ワールド」 ニューセントラルドグマ 日本初の「アプタマー」ベンチャー おわりに
【著者紹介】田原総一朗
1934年滋賀県彦根市生まれ。早稲田大学文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、77年フリー。テレビ朝日「サンデープロジェクト」のキャスターをはじめ、ジャーナリストとして「日本の官僚」などの著作の多数。
【著者紹介】中村義一
1972年京都大学理学部卒。77年同大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。86年東京大学医科学研究所助教授を経て、2000年同教授に就任、現在に至る。 東京大学医科学研究所 基礎医科学大部門 遺伝子動態分野 中村義一研究室