官邸・政府との認識のズレに苦悩した専門家が貫いてきたもの
「約1年半に及ぶコロナ禍で、何度もルビコン川を渡ってきた」 そう明かすのは、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の尾身茂会長だ。専門家としての科学的な知見だけでは、感染症対策の実効性は担... [続きを読む]
「約1年半に及ぶコロナ禍で、何度もルビコン川を渡ってきた」 そう明かすのは、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の尾身茂会長だ。専門家としての科学的な知見だけでは、感染症対策の実効性は担... [続きを読む]
東京都医師会の尾﨑治夫会長は、電話の向こうで、明らかに苛立っていた。 新型コロナウイルス感染者の急増が収まらない8月18日のことだ。 「国も東京都も、やる気がないんだ... [続きを読む]
政府は国産の新型コロナワクチンの実用化を急いでいる。国内の開発企業もいよいよ第Ⅲ相試験の計画を立て始めた。ただ、有効性の指標である「発症予防効果」の検証には数万人規模のプラセボ対照試験が必要となることから被験者の確保が難しく、... [続きを読む]
新型コロナウイルスワクチンの接種会場で、最も手間取るのは接種そのものではなく、ワクチンを注射器に充填する作業だ。ここを薬剤師が担うことで、希釈用の生理食塩水を接種してしまったり、希釈していないワクチンを接種してしまったりする... [続きを読む]
新型コロナウイルスワクチンを診療所の医師が担う「個別接種」は、日本医師会が主導して道筋をつけた接種態勢だ。しかし、接種会場で次々とワクチンを打っていく集団接種と比べて効率が悪いのではないか。筆者は、この個別接種に対して、やや... [続きを読む]