土台を揺るがす品質問題、「モノ言えぬ」企業風土
日医工の田村友一社長は、社員の間で「親分肌」と評される経営者だ。「俺についてこい」と言わんばかりの強力なリーダーシップがある。若い頃にリストラ断行を担った苦い経験から「人を切らない」信条は社員も知るところで、情に厚い側面があ... [続きを読む]
日医工の田村友一社長は、社員の間で「親分肌」と評される経営者だ。「俺についてこい」と言わんばかりの強力なリーダーシップがある。若い頃にリストラ断行を担った苦い経験から「人を切らない」信条は社員も知るところで、情に厚い側面があ... [続きを読む]
創業者である田村四郎氏が、長男の友一氏に社長の椅子を譲ったのは、創立35周年となる00年2月のことだ。四郎氏は37歳の若さで社長に就いた友一氏に対し、「迅速な決断と強い行動力が求められる時代、若い力が会社の力を倍増させていく」と期待... [続きを読む]
後発品大手の日医工が経営難に陥っている。国内での度重なる品質問題で製品の出荷が遅れているのに加え、米国事業の失敗が決定打となり5月に私的整理を申請した。国の後発品使用推進策を追い風に急成長し、20年度には後発品専業企業の売上高で... [続きを読む]
医療用医薬品を持つ製薬企業28社を対象に21年度の有価証券報告書を用いて集計したところ、前年度比較が可能な26社のうち14社で社員数が増えていた。平均給与も17社で増加しており、新型コロナウイルス感染症の流行や毎年改定など事業環境が厳... [続きを読む]
武田薬品が29日に公表した21年度の有価証券報告書によると、クリストフ・ウェバー社長の役員報酬額は前期比▲1600万円の18億5800万円で、2年連続の18億円台となった。14年に社長に就任して以来、右肩上がりで増え続けていた報酬は19年度に20億... [続きを読む]