ジェネリック直販体制との別れ
9月初めに大阪市内のホテルで、とある人物の「お別れの会」が盛大に執り行われた。祭壇で花を手向けるのはほとんどがジェネリック販社関係者。故人は、ジェネリック業界では知る人ぞ知る東和薬品の元専務取締役の井上昭氏。 ...[続きを読む]
9月初めに大阪市内のホテルで、とある人物の「お別れの会」が盛大に執り行われた。祭壇で花を手向けるのはほとんどがジェネリック販社関係者。故人は、ジェネリック業界では知る人ぞ知る東和薬品の元専務取締役の井上昭氏。 ...[続きを読む]
新薬の医薬品流通は92年4月からスタートした新仕切り価制導入に伴う流通改善で、従来のメーカー帳合いによる納入から、医薬品卸が主体的に価格交渉を行う建値制に移行し、市場シェア拡大などの過当競争が激化したことは周知の ...[続きを読む]
何を今さらと言われるかもしれないが、医薬品は金融商品としての位置づけが高い製造物だなという思いを強くしている。国民皆保険体制になってからは、いわゆる「薬価差益」は厳然として存在していたし、戦後から15~20年を経 ...[続きを読む]
以前に1978年のテレビドラマ版「白い巨塔」で、時々出てくる大きな病院が、大阪・中之島にあった旧大阪大学附属病院だということを書いた。その跡地には、大阪大学中之島センターが、ポツンと建っており、何とか阪大病院の名残 ...[続きを読む]
担当医か看護師が患者、家族と24時間連絡がとれる体制にあること、24時間往診可能な体制がとれること、緊急時の連携できる保険医療機関を確保していることなどを条件にした「在宅療養支援診療所」(在支診)が制度化されて10 ...[続きを読む]
4月の熊本地震の被災地では、最後まで行方不明だった大学生の遺体と車が発見されたけれど、あらためて被害の大きさに驚きます。 この地震を振り返ってみると4月14日夜の前震と16日未明の本震の2 ...[続きを読む]
8月末に、東京でアルツハイマー病の超早期介入をテーマにした国際シンポジウムが開かれる。アルツハイマー病と診断されてからでは、治療の選択が狭められる、特に薬物療法に対する、基本的な考え方を変革するためにも、早期の介入 ...[続きを読む]
何かと話題の多いオプジーボだが、目下のところはその高額性が焦点のようにみえる。オプジーボは抗PD-1抗体で、これを発見したのは京都大学の本庶佑教授の研究室とされている。ただ、実際に発見したのは本庶研究室にいた石田靖 ...[続きを読む]