「地方に使う金は無駄遣い」の無神経
18歳までは田舎育ち。6歳までは山口県の宇部市、12歳までは大分県の中津市、18歳までは北九州市。北九州は少々都会風ではあったが、正味の姿は工場労働者の街で、工場から広がる住宅地を抜ければ自然に溢れていた。 ...[続きを読む]
18歳までは田舎育ち。6歳までは山口県の宇部市、12歳までは大分県の中津市、18歳までは北九州市。北九州は少々都会風ではあったが、正味の姿は工場労働者の街で、工場から広がる住宅地を抜ければ自然に溢れていた。 ...[続きを読む]
歳を取ると朝が早い。放っておかれるといつまでも寝ていた頃が嘘のように思える。午前6時過ぎ、朝刊を取りに行ったついでに近くをぐるりと歩いたりする。出会うのは犬を散歩させる人たちで、その人たちの顔や様子は少しも覚えな ...[続きを読む]
東京に住んでいた頃の記憶で、ずいぶん前の話。細部は覚え違いがあるかもしれないが、基本は間違えてない。車いすを使う脳性麻痺の身障者2人が、都心にある居酒屋へ入ろうとして断られ、トラブルとなったニュース。当時、反射的 ...[続きを読む]
出勤することがなくなって毎日、いわゆる朝ドラを観るようになった。BS放送では過去に放送した「オードリー」に続いて、新作の「寅に翼」というラインナップ。「寅に翼」は主人公を演じる伊藤沙莉の人気もあるらしく、たいへん ...[続きを読む]
小学生時代だから60年以上前。「忘却とは忘れ去ることなり」というフレーズが級友たちの間で大流行した。「忘却」が何だか知的で大人ぶるにはもってこいのワードであり、「忘れ去ることなり」もリズム感がよくて覚えやすかった ...[続きを読む]
業界紙に職を得るとき、当然ながら面接があったのだがスーツを持っていなかった。真夏ということもので、アロハシャツと短パンで行った。他の応募者と出合わさせないためか、時間が区切られていて、社のドアを開けて受付に行くと ...[続きを読む]
このところいろんな病気になり、行きつけの調剤薬局の待合室にいることが増えた。薬局の景色については商売柄、どうしても観察気味に眺め渡してしまう。待っている人はほとんどが高齢者で、患者の観察は飽きてしまった。それで待 ...[続きを読む]
坐骨神経痛を発症してから2ヵ月を経過した。「発症から2ヵ月」の実際は、右足全体に広がる痛みと痺れを自覚してからの時間。プレガバリン(リリカ)では埒が明かず、6月からはミロガバリン(タリージェ)に処方が変わったが、 ...[続きを読む]